【座席表予想図】大浜公園(おおはまこうえん)

大阪府堺市にある港に面した大浜公園(おおはまこうえん)には、猿が飼育されています。明治12年(1879年)に開園し、堺市営で最も古い公園です。明治36年(1903年)には大阪で開かれた第5回内国勧業博覧会の会場となり、世界に誇る東洋一の水族館と言われた堺水族館が設置されました。その他にも公会堂、潮湯、海水浴場、料理旅館や土産物屋などもあり、当時は、関西有数のレジャー地として賑わいました。 しかし、当時の白砂青松の美しい海岸線も臨海工場地帯の埋め立て造成に伴い、その面影をなくしました。現在は、野球場、屋外プール、体育館、テニスコート、相撲場、猿飼育舎、蘇鉄山などがあり、スポーツ・レクリエーションの場として利用されています。



👤大浜公園13の見どころ

1.旧堺燈台(きゅうさかいとうだい)
 南海線堺駅の西約1キロメートル、堺旧港の突端に位置する旧堺燈台は、明治10年(1877年)に建築された建物で、現地に現存する木造洋式燈台としてはわが国で最も古いものの一つとして、昭和47年(1972年)に国の史跡に指定されています。
文化財課が管理しています。

2.壁画「浪漫やさかい~時代を越えて通じるロマン~」
 旧堺燈台の対岸に立地している大規模な工場壁面を利用して、堺の歴史文化と観光魅力を表現する日本最大級の壁画で、平成25年(2013年)7月に設置されました。旧堺燈台付近に説明板があり、そこから一望できます。壁画は幅155メートル、高さ11メートルで、南蛮貿易で栄えた堺や当時の日本の港に寄港した外国の帆船のほか、乗組員の上陸の様子をモチーフに描くなど、「黄金の日日・堺」の時代にタイムトリップし、堺の歴史ロマンを堪能できます。

3.樺太犬慰霊像(からふとけんいれいぞう)
 南極観測第一次越冬隊に参加した樺太犬15頭が悪天候のため帰国できずそのまま残され、その後の奇跡の生還を果たし、映画「南極物語」の主人公となった「タロ」や「ジロ」らの霊を慰める像です。堺市在住の彫刻家、故岩田千虎氏により彫刻され、昭和33年(1958年)に市に寄贈されました。現在の像は市内の彫刻家、故白石正義氏監修のもと岡村哲伸氏により昭和62年(1987年)に復元制作されました。

4.大浜公園相撲場
 古くから学生相撲の発祥の地とされている相撲場。現在に至るまで幾多の好勝負を生み、名選手をその歴史に刻んできました。

5.猿飼育舎
 明治36年(1903年)第5回内国勧業博覧会の際に開設された堺水族館(昭和36年閉館)の関連施設として、昭和12年に猿島が設置され市民の方に親しまれていましたが、猿の飼育環境の改善と健康維持のため老朽化した施設(猿島)を撤去し、平成21年(2009年)6月に現在の飼育舎が整備されました。

6.大浜公園プール
 25メートルプール2面と幼児用プール1面、変形プール1面があり、夏季(7月から8月)に営業しています。
 営業期間は変更されることがありますのでご注意ください。

7.ラジオ塔跡
 戦前、ラジオ普及の為に公園など公共の場に設置されたものがラジオ塔です。当時ラジオは高級品で一般家庭にはなかなか普及しなかったため昭和5年(1930年)に、大阪中央放送局が天王寺公園にラジオ塔を初めて設置しました。これを皮切りに全国に約460基が設置されました。
 大浜公園のラジオ塔は、昭和8年(1933年)に設置された全国的にも現存している数少ないラジオ塔の1つです。平成23年(2011年)4月に、当時のラジオ塔を忠実に復元したレプリカを中央広場に設置しました。1日に6回ラジオ体操第1などのメロディが自動的に流れます。

8.大阪窯業煉瓦工場之跡の碑(おおさかようぎょうれんがこうじょうあとのひ)
 大浜公園の東南に隣接する広大な敷地に、明治21年(1888年)に設立された大阪窯業株式会社の堺分工場が明治29年(1896年)に建設され、近代の土木・建築構造物がコンクリートに取って代わるまで、ドイツのホフマン式輪窯にて大量の煉瓦が製造されていました。その工場跡地にあった記念碑を隣接する大浜公園内に移設したものです。

9.擁護璽(ようごじ)
嘉永7年(安政元年・1854年)に発生した安政南海地震に関する記念碑であり、当時の堺の人が如何にして災害に対応したかが刻まれています。この碑は地震と津波の恐ろしさを記すとともに、これらへの対処法を教訓として後世に伝える貴重な歴史資料で、平成27年(2015年)3月13日に堺市指定有形文化財に指定されています。

10.明治天皇御駐蹕之跡(めいじてんのうごちゅうひつのあと)
 明治36年(1903年)に開催された第5回内国勧業博覧会の第2会場となった大浜公園に(第1会場は天王寺公園)明治天皇が来られた際の記念碑です。

11.蘇鉄山(そてつやま)
 明治12年(1879年)に大浜公園が解放され、展望のよい築山として蘇鉄山が整備されました。その後の明治18年(1885年)に蘇鉄山の約300メートル東南にあった御蔭山(オカゲヤマ)の頂に近代地図作成のための基準点となる一等三角点が設定されましたが、昭和14年(1939年)に御蔭山は鉄道敷設事業に伴って切り崩しが決定し、一等三角点は蘇鉄山の標高6.84メートルの地点に移設されました。これにより、蘇鉄山は一等三角点が設置されている山で日本一低い標高の山となりましたが、山名は未登録のままでした。
 平成12年(2000年)4月に国土地理院により山名が認定され、一等三角点が設置されている山で日本一低い山であることが正式に認められました。現在、蘇鉄山の一等三角点の標高は6.97メートルに変わりましたが、一等三角点の設置されている山としては依然として日本一低い山であり続けています。
 登頂されますと南海線「堺駅」南口すぐの神明神社で登山認定証がもらえます。

12.南砲台場跡(花菖蒲園)(みなみほうだいばあと はなしょうぶえん)
 江戸時代の終わり頃、外交を求める外国船に対し湾岸防備の為、全国各地に大砲を備えた土塁が設けられました。この砲台場跡地もその1つです。当時の石垣等が比較的残っており幕末の緊迫した世情が伺える貴重な跡地になっています。現在の大浜公園の北東部分にあたり、南外濠を花菖蒲園として整備しています。

13.龍女神像(りゅうじょしんぞう) 【北波止緑地内】
 龍女神像は、明治36年(1903年)に開催された第5回内国勧業博覧会の際、堺会場となった大浜公園の水族館前に設置されました。博覧会終了後は「乙姫さん」の愛称で親しまれましたが、昭和49年(1974年)の水族館とともに撤去されました。
 堺市では、この像を平和と繁栄の象徴とし、平成11年(1999年)の市制110周年記念事業の一環として、旧堺港の北側の北波止緑地内に復元設置し、ワッショイ2000世界民族芸能祭平成12年(2000年)7月の開会式にお披露目しました。像は、青銅製で高さ10メートル、台座を合わせると全高26メートルになります。夜になるとライトアップされています。




■アクセス

〒590-0974 大阪府堺市堺区大浜北町4-3-50



「堺駅」西出口から徒歩7分

駐車場 普通2時間200円、1日600円。
大浜公園駐車場 265台
大浜公園野球場駐車場 137台




■キャパシティ 

☆堺大浜球場(大浜公園野球場) 500人程度

かつてはプロ野球公式戦が行われたこともある野球場です。



3塁側内野席にスタンドがある以外は、芝生自由席(フリー観戦)になっています。

【座席表予想図】公式戦開催全プロ野球場一覧表【スタジアムリスト】

☆堺市立大浜体育館

2021年4月に改築されたばかりの、まだ新しい屋内スポーツ施設です。



観覧席
:大アリーナ1,620席/車いす席24席
 小アリーナ 418席/車いす席4席
 +移動観覧席 980席

☆大浜武道館

観覧席
:柔道場 154席/車いす席6席
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 剣道場 154席/車いす席6席
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☆屋外プール

☆防災広場

☆大浜相撲場

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☆大浜公園テニスコート




大浜公園のイベント予定

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