イベント開始時期、ワクチン接種を議論 コロナ分科会

 政府は25日午後、有識者による新型コロナウイルス感染症対策分科会の会合を東京都内で開いた。ワクチン接種に関する政府の中間とりまとめ案や、スポーツやコンサートなどイベントの需要喚起策の開始時期などを議論する。

 分科会は菅内閣発足後初の開催で、最近の感染状況の分析などを行う。

 ワクチン接種の中間とりまとめ案には、政府がワクチンや注射器を購入し、市町村が住民への接種を勧めるといった役割分担や、感染者に対応する医師や看護師、高齢者らを優先接種の対象にすることなどが盛り込まれる見通しだ。

 需要喚起策「Go To イベント」は、演劇や映画や遊園地などのチケット、物品販売額の2割相当を補助するものだ。催事は多くの人が集まり密閉や密集といった状況が起きやすいことから、政府は開始時期を見極めていた。街おこしや観光商品の開発などを300万円まで支援する「Go To 商店街」の開始時期についても話し合う。

 会合では、いずれの支援策も補助対象の条件として、国の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の導入推奨や、参加者の連絡先登録を求めることなどを議論する。開始時期は10月中旬頃を軸に協議する見通しだ。

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